1月の第一週に食べるフランスのお菓子ガレット・デ・ロワ。
アーモンドクリームをパイで包んで焼いたお菓子です。
アーモンドクリームをパイで包んで焼いたお菓子です。
最近は日本でも知られるようになりましたね。
キリスト教のお祝いエピファニー(公現祭)のお菓子で、フランスではクリスマスの2週間後の日曜日に食べます。
小さな陶器の飾り物がクリームのなかにしのばせてあり、みんなで切り分け、陶器入りの一切れにあたった人が「王様」になる、というもの。
フランスでガレット・デ・ロワを買うと、紙で作った金色の王冠をおまけにつけてくれます。
本来は陶器ではなく、「豆」を入れたので、ガレット・デ・ロワの飾り物を「フェーヴ(フランス語で”豆”の意味)」と呼びます。
陶器のフェーヴは人形だったり、サッカー選手のプレートだったり、いろいろ種類があって面白い。
はじめて食べたときはそんな風習は知らなくて、「また食べたい!」と買いに行ったときにはもう売っていなかった…。
ガレット・デ・ロワは季節限定で、1月に入るとパン屋に並び、1週間ほど消えてしまいます。
いっときガレット・デ・ロワにはまり、あちこちのパン屋さんでガレット・デ・ロワを買い、食べ比べたものでした。
フォーヴという陶製の小さな人形が入ったガレット・デ・ロワは少々高いのですが、それが入っていないひとり分サイズのものは、クロワッサンなどと同じぐらいの価格。
食べ比べたり、フェーヴを集めたり、冬の楽しみでした。
ガレット・デ・ロワは、市販のパイシートを使って簡単に手作りできます。
中身は、アーモンドパウダー、バター、卵を練り合わせたクリーム。
ぜひお試しを!
パリのパン屋に並ぶガレット・デ・ロワの味にできあがりますよ。
<材料>
アーモンドパウダー … 大さじ4
砂糖 … 大さじ4
バター … 大さじ2
卵 … 1個
冷凍パイシート … 2枚
<作り方>
- 中身のクリームを作ります。アーモンドパウダー、砂糖、バター、卵を鍋に入れ、弱火にかけ、混ぜ合わせます。
- 全体がよくなじんだら、火からおろします。
- パイシートを正方形にのばし、1枚めのパイシートの中心部にクリームをおきます。
- 2枚目のパイシートをかぶせ、丸く切って、ふちをしっかりとじます。
- 180℃で予熱したオーブンで20分ほど焼きます。
(2014-01-22 14:30:44)